
参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。29日(水/午前)は3名、2日(土/午前)は2名、2日(日/夜)は2名の参加でした(主催者含む)。
土曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
自分だけの隠れ家を持ちたいですか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
1月29日(水/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『神は、脳がつくった 200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源』E・フラー・トリー
「出アフリカ」をホモ・サピエンスはしたのだけれど、そこまで世界中にまで進出していったことを不思議に思いました。
いつ出たのかは諸説あるようで、一つには7万年くらい前にインドネシアの山が大噴火を起こしその後数百年気候が変わったことに要因があるのではと考えられているそうです。その理由はよく分かります。環境に変化が起きて住みにくくなったのであれば、移動することも分かります。しかし、ホモサピエンスはその後数万年にわたって世界進出を続けます。まずはアラビア半島へ行き、そこからロシアやヨーロッパの方へと進出したグループもいました。しかし、それより目を見張るのは南へ行ったグループです。
当時は今よりも海水面が低く、地続きであったり海の隔たりが狭いエリアが多くありました。その環境下で、インドネシアなどの東南アジアの諸島へ巡り、さらにはそれでも海の隔たりが大きかったオーストラリアへも進出します。それはリスクがあったことでしょう。
なぜそこまで行くのか。気候変動で住みにくくなっても、それが落ち着いたり、新しい安住の地が見つかればそこに留まってもいいはずです。でもリスクを冒してまでも世界進出をした。それは単純に生きるため、なだけではない気がしてきて気になりました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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