
参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。31日(土/午前)は2名、1日(日/午前)は3名、1日(日/夜)は2名の参加でした(主催者含む)。
日曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
卵を立ててみたことがありますか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
5月31日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
Takashiさん『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹
小説の中の街は主人公が作り出した観念の世界で争いも変化もない安らかな世界だ。その街の住人になるには心を無くさなければならない。しかし主人公は心である影を外に逃がしたまま、街には入らず苦しみながら生きていくことを選ぶ。
まるで若い頃の村上春樹の決意表明みたいだ。自ら作り出した緻密な観念世界に安住すれば幾つもの小説を書くことはできるけれど、そうはしないで、常に変化に苦しみながら小説を書いていくぞという宣言のように見える。
よしださん『人類の進化大図鑑』アリス・ロバーツ編著
やっぱりいつも不思議だなぁと思うのは、生きていくだけで大変だったであろう頃から装飾品というか芸術的なものにヒトが時間を使っていること。今日みたところでも、何かの牙を使ったネックレスがありました。
それだけ身に付けるものが普遍的に人類にとって大事なものだったのか、(いい意味での)暇があるかどうかなんて結局主観の問題なのか。
6月1日(日/午前):質問「 」について考える時間
この回の質問はこちらでした。
卵を立ててみたことがありますか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
yuさん
質問:「卵を立ててみたことがありますか」
・新しい10円玉は、たてたことがある。
・卵は白みだけ。メレンゲを思い出す。
「卵を立てるコロンブス」と言う言葉があるそうです。意味は独創性を議論する。最初に発見して公表するのは難しい。メレンゲしか思いつかなかったので新しい発想になって面白かったです。
6月1日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『ジーキル博士とハイド氏』スティーヴンス 村上博基 訳
街中で少女を踏みつけ平然としている男ハイド。その男は高潔な紳士であるジキル氏の遺産相続人。弁護士は訝りながらもハイドについて調べるところを読みました。あらかたの筋は知られている本だとは思いますが、未読の人にネタバレは禁止の本だなと思います。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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