2021.04.14

30分の会の様子。

 リベルでは毎週土日の朝10時からオンライン読書会を開いているのですが、日曜日は9時半から(Zoomを)開けています。30分だけ早めに開けて、フリートークのような時間にしてみています。一応、最近気になっているテーマや本について話す時間としていますが少し漠然としているので、どんな様子なのか紹介したいと思います。

 9時半から開けてはいますが、来る時間はみなさんまちまちです。9時半に来る人もいれば、少し遅れてくる人もいて、あるいは9時50分頃に来る人もいます。遅れてくる人は、次の読書会にちょっと早めに来ているという感覚なのだと思います。話したい人は話しますし、聞いていたい人は聞いています。参加スタイルはさまざまです。その後の読書会に参加する人もいますし、「今日は予定があるから」とか「この時間で満足」と言って帰る人もいます。
 リベルの読書会は、あまり事前申込を求めないスタイルでやっています。その日の気分で参加してもらえたらと思っているからです。この30分の会は、なおさら事前申込をあまり求めませんので、気分で来てもらえたらと思っています。(ただ人数が分かった方が安心ではあるので、直前でも申込みいただけると助かったりしますが…)

 これまでに出た話題はいろいろです。例えば先日は、いい自己啓発の本がないかという話から、片付け達人・こんまりさんの本が実は自己啓発本である、という話になり、そこから本をどのように選んだり整理したりしているかという話になったり。あるいは、宮沢賢治など没後に注目される芸術家や作家がいますが、それはなんでなのだろうという話になったり。最近売れている本として、『人新世の「資本論」』の話になったり。
 まさに雑談のようにその場の雰囲気で話が始まっていくのですが、案外、得られることもあると思います。例えば、さきほどの例で「いい自己啓発の本がないか」という質問は、参加者の一人が就職活動の関係で自己分析などをしているけど、いまいちピンとくるような自己啓発本がない、というところから始まっています。有益な情報を持ち帰ってもらえたかは分かりませんが、参加者もいろいろな人がいるので、普段とは違う観点が得られたかもしれません。
 また、時間の話になったこともあり、『いつも「時間がない」あなたに ー欠乏の行動経済学』という本を紹介してもらいました。少し前に、ミヒャエル・エンデの『モモ』で盛り上がっていたこともあったので、早速購入してみました。時間がないとは、何らかの欠乏の表れであり、この本がその欠乏感の解消にヒントをくれるのではないかと期待しています。

 30分の会は、最初のうちは、明確にテーマを決めて開いていました。例えば、参加者が求める本を一緒に探す時間とか、読書会の様子を紹介する時間とかです。ただ、あまり決めすぎてしまうのも窮屈で、どちらかというと偶然から生まれるおもしろい話を楽しみたいと思って、今では「最近気になるテーマや本」という大まかなものにしています。
 雑談のようにただ話してもいいですし、何か聞いてみたいこと、今疑問に思っていることなどあれば、言っていただければと思います。それについて、みなさんで漠然と話してみるのもいいかもしれません。いい本が見つかったり、なにか気づきのようなものも得られるかもしれません。ですので、もしトークテーマなどがあれば、よろしくお願いします。
 ちなみに、参加者数は、3,4人の時もあれば10人近くになることもあります。人数が多い時は、今後はグループ分けなどもできればと思っています。休日の、ゆっくりと話したり考えごとをしたりする時間になればと思っています。

 今のところはほぼ毎週末の日曜日の朝9時半から30分の会はやっていますが、今後変更になる可能性もあります。ですので、もしご興味がありましたら、以下のPeatixかFacebookで予定を確認の上、来ていただければと思います。お待ちしています。
Peatix
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 ちなみに、30分の会の後に行っている読書会の様子については、こちらで紹介しています。

(吉田)

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読書会

 本を読んだり、なにか考えごとをしたり、ゆっくりと使える時間になればと思っています。事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会です。事前申込はあまり求めていませんので、気が向いたときに来てください。

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