世の中には「圧」の分布ってありますよね。
たとえば、圧が高いところといえば、バーゲンセール会場やフェス会場、ディズニーランドなど。これらは人の多さが圧を生み出しているところです。
他方で、人の多さだけが圧を生み出すわけではないのかなとも思います。ハイブランドのお店の中は圧が高いと感じますし、大御所や著名人がいる場もその人が発するオーラで圧が高まります。
そして、圧が高いと刺激的だけど疲れるから、圧が低いところを求めたくなる。それが、ちょっと外れたところにあるベンチであったり、自然であったりするのではないかなんて思ったりします。おおむね、公共性が高いところは圧が低いのではないでしょうか。
圧が低いところには、圧が低いなりの意味がある。地味な場所には地味なりの意味がある。最近はそんなことを考え始めました。『モモ』を読んでから。
まだ序盤しか読んでいませんが、『モモ』はいろんなことを教えてくれそうです。私が普段どちらかというと理論系の本しか読まないから、その反動でというのもあるかもしれませんが…。
ということで、『モモ』から公共性について少しだけ考えてみました。
今週もおつかれさまでした。図書館とか公園が超・豪華だったら、それはそれで「なんか違うよね」と言いそうですものね。
(吉田)