参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。18日(火)は2名、19日(水)は5名、22日(土)は6名、23日(日)は11名の参加でした(主催者含む)。
10月19日:読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『ソラリス』
作者は現ウクライナ領出身の人。1920年代生まれ」ポーランド語で書かれた原文の訳文。アメリカ的な宇宙でない宇宙を描いたSF。ソラリスって惑星の名なのだけど、その表面は意思を持った海に覆われている。意思を持った海って想像がつかないな。すでに古典になっている本だけどよくこんな発想ができたものだなと思いました。今日は、ミモイドが出てきたところを読みました。未知の世界です。
10月22日:読書のもやもやについて話す時間「読書のもやもやとはなにか」
今回のテーマは「読書のもやもやとはなにか」でした。「私達は仕事をやりすぎなのでは」も交えて話されました。
〈出されたテーマとメモ〉
1.「私達は仕事をやりすぎなのでは」
・もっと休みがあればよいのでは。なぜ人間は仕事をやっているのか。
・仕事をしていくと自分と乖離するのでは。ルーティーンが自分で決められない。
・お金が発生すると乖離するのでは。個人事業主と会社勤め。
・しんどさの種類を選びたい。ゲームのキャラクターはしんどさを感じるのか?
・お金に支配されている。グローバル化で移動できない人が辛い。
・自分の周り3メートルを見ましょう。相対的に見ると辛い。
2.★「読書のもやもやとはなにか」
言語化できていないもやもや。メタ的にならざるもえないともやもやが発生する。
もやもやを探すために読書をしている。理解していることを崩された場合もやもやが発生する。
もやもやしている方が普通。もやもやよりクリアでいたい人のほうが多い。
よしださん
今日はいつもよりは少人数でなんとなくしっぽりとした雰囲気で話されたような気がしました。
いつも通りいろいろと話は及びましたが、感想を書くにあたって僕のなかで浮かんだのは「私たちはなぜ自分が意味や価値を感じないことに時間を費やすことになっているのか」という問いであり、その答えは「グローバル化したから」というものでした。
たとえば「因数分解なんてなんで勉強しなきゃいけないの?」という問いに対する答えももしかしたら「グローバル化したから」なのかもしれません。昔は田んぼを造るなら土木の知識と自然と必要とされる数学などだけでいいというか、目の前の必要に応じた知識を身につけていたのではないかと勝手に想像します。それが今や国・数・社・理・英とまんべんなく勉強しなければなりません。これはなぜなのか。僕は学習指導要領のことなどわかりませんが、イマ・ココではなく、ミライ・アチラの方をより強く意識するようになったからのように思います。なんとなく、自分とは関係ないそういう先の方まで意識しなければいけないというか、影響を無視したままではいられないこと、つながっていくことをグローバル化と呼んでみることにします。
しかしながら人間の能力はそんなグローバル化に合わせて生物的に進化しているわけでもないと思います。GDPや幸福度ランキングは本当に自分に関係あるのか、メタバースやWeb3は関係あるのか。グローバルな流れに引っ張られすぎると自分の時間がなくなります。スマホはもはやiPhoneじゃなくてシャープのアクオスでいいのではないか。
https://note.com/embed/notes/nc83d83de1ff2
過去の読書感想はこちらに載せています。
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(よしだ)