参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。11日(水)は3名、13日(金)は8名、14日(土)は9名、15日(日)は4名の参加でした(主催者含む)。
日曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問は、
自活している野良猫を見かけましたか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
でした。
1月11日:読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『ストーリーが世界を滅ぼす ―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴットシャル著/月谷真紀訳
なにかを記憶するとき、物語をつくりながらそこに記憶しなければいけないことをまぶすと記憶できるという技術があるらしいです。それくらい人の脳や心とストーリーというのは相性がいいのだと思います。しかしだからこそ危険、というのがこの本の趣旨なのだと思います。論理が通っているからといって正しいとはいえない。人はどうやって生きているのかということの延長で物語性に興味が湧いてきて読んでみています。
1月13日:読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『こびとが打ち上げた小さなボール』
韓国文学です。小説で立退問題や労働問題と貧困層、中間層、富裕層それぞれの視点から物語が並行的に進んでいきます。立退といえばなんとなく「JR上野公園前。。」を思い出しながら読んでいました。またこびとは靴屋的な存在でなく家族のお父さんです。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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