参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。14日(火/午前)は4名、15日(水/夜)は6名、18日(土/午前)は4名、19日(日/午前)は6名、19日(日/夜)は3名の参加でした(主催者含む)。
土曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問は、
純粋さとは局部的なものですか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
でした。
2月15日(水/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
うさじさん『いちばんよくわかる!基本のおかず』 GAKKEN
和食の味付けに関しては、しょうゆ、砂糖、酒、みりんのバランスで乗り切れそうだということが分かりました。本日もありがとうございました。
yuさん『侍』 遠藤周作
小説です。1600年代に日本に来た宣教師が通辞として ノベスパニア・イスパニアとの貿易のために日本人の侍と商人を彼の地へと送った話。今日は、たどり着いた日本人たちを正式な使節団とするか。日本で30年布教をしたがキリスト教は日本に合わなかったという宣教師同士の問答のところを読みました。なぜ日本にはキリスト教が根付かなかったかの分析が詳しく書かれていたのが印象深かったです。
2月19日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
うさじさん『標準精神医学』医学書院
本日もありがとうございました。
・幸せになるために必要なこと
・今までの場を超えて人とのつながりを大切にすること
・発達障害について
・日常に生きづらさをかかえても、自分の光をもつこと
・意識とは何か
などなど色々な学びがあって楽しかったです。
Yukiko Ohba『あのこは貴族』
東京には見えない階級差があるということを題材を描いたお話です。
となると階級と階級の対立というお話になりそうですが、
そのようなものではなく、どの階級に属していても
自分が抱える悩みは自分で解決するしかなく、
それを乗り越えて行くには、狭いコミュニティのいつもの人といつもの会話をし
いつもと同じ日常を送っていては問題は解決しませんよという
メッセージが込められています。
岡田斗司夫さんがこの小説をユーチューブでオススメしていた
意味が分かりました。
軽い読み物として、でも内容は奥深い小説です。
2月19日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『風の王国』五木寛之
流浪の民が題材で取り上げられているらしい。
あらすじを読んでも何が書かれているのか分かりにくい。仁徳天皇陵に夜集まる異形の遍路たち?
文化人類学を土台にした歴史ファンタジーなのかな。講という組織とそれを設立した人の唯一の子孫である速水卓がルーツを辿って行っているところを読みました。それにしてもフェラーリだとかマセラティだとか登場人物の乗っている車が尋常でない。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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