2024.04.01

読書会の読書感想(3/26-31)

 参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。26日(火/午前)は2名、27日(水/夜)は5名、30日(土/午前)は3名、31日(日/午前)は7名、31日(日/夜)は4名の参加でした(主催者含む)。

3月26日(火/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

よしださん『記憶のしくみ(上)』ラリー・R・スクワイヤ,エリック・R・カンデル著
 今日から読み始めました。まずは記憶に関する思考の歴史みたいなところからでした。
 何かを考えるときに、そういえばあの時ああだったなとかこんなことを感じたよなとか、そんなことを思い起こしながら考えることがあります。そしてそこから教訓というか、少し大袈裟にいうと人や世界への認識を更新していくのかもしれません。その思考のもとになる材料が記憶だとしたら、その材料としての記憶のことをよく知っておいた方がいいのかもしれません。いつも適切で・正確で・変わらない記憶だったらいいのですが、なんとなく気分や価値観の変化などによって想起される記憶は変わる気がする。実際にそんなことを匂わせる記述を読んだこともあって記憶については気になっていました。
 記憶が他者や世界に対する見方に影響するのではないかと思って、あるいは自分自身に対する見方にも影響しているのではないかと思って、読んでみようと思っています。

3月27日(水/夜):読みたい本を気ままに読む読書会

ゆきさん『噛み合わない会話とある過去について』
皆さん社会問題への関心が高いのを感じました。

原有輝さん『リンリのロンリ』
著者の金子裕介さんは、明治大学の非常勤らしいですが、難しい内容を明快に説くな、と思いました。同じ著者の違う著作も是非読みたいと思いました。

3月31日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

Takashiさん『人間の条件』ハンナ・アレント
本書の魅力はハンナ・アレントの批判の鮮やかさと、それが極めて端的なところだ。哲学、科学、経済、宗教を古代ギリシアから近代までを互いに関連付けながら解説してくれる。2ページに一回は線を引きたくなってしまう。

3月31日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会

原有輝さん『100分de名著 ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」』
軍事思想も研究しながら、普通の人が計画的に
非暴力を実践するという発想に感銘を受けました。


 過去の読書感想はこちらに載せています。

読書会参加者に投稿いただいた読書の感想です(2022年10月-)。

 

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