参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。19日(土/午前)は3名、20日(日/夜)は7名の参加でした(主催者含む)。
7月20日の読書会を一つの区切りとして、小休止に入ります。また同じように再開するかもしれませんし、突発的にイベントページに何かあげることもあるかもしれません。まだ何も決まっていませんし見えていませんが、そんなときはまたよろしくお願いします。
7月20日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
うさじさん『子どもへのまなざし』
「出産直後から母と子がそばにいるかどうかで母親の行動が変わる(ヤギなど他の動物でも同じような行動がみられる)」という内容は興味深かったです。
Takashiさん『政治の世界』丸山眞男
参議院選挙があったからというわけではないですが、買ってからしばらく読んでなかった本だったのでこの読書会を機に読んでみようと思いました。
政治は利権の分け前の奪い合いであったり、個人的な人間関係によって動いたり、政治家の活動動機が過大評価されたりするので学問としての政治学は難しいということが導入に書かれています。
文章は難しいですが、丸山眞男なので目からうろこの内容が随所に出てくると期待し頑張って読みたいと思います!
かよさん『傷を愛せるか』
弱さを克服するのではなく、弱さを抱えたまま強くある可能性を求めつづける旨が印象に残りました。
yuさん『失われたスクラップブック』 ルリユール叢書 /エヴァン・ダーラ 木原善彦=訳
句読点や改行のない約550ページの長編。化学工場のある町イソーラに住む人々の健康への違和感が描かれ、企業や専門家の「問題ない」という姿勢に疑問を投げかける。住民?の頭の中の思考が断片的に並び、徐々に物語の輪郭が見えてくるような構成。
小澤さん『理想の国語教科書』
著者の公開ホームページでも読むべき書と言われている、「百年の孤独」を選びました。麦焼酎の方は飲んでいても、意外と読書家の方々に読まれていない様子だったのは、中南米を舞台にした非常にクセの強い「発酵品」のような文学だからなのでしょうか。映画化される前に、これを機に読んでみたいと思います。冒頭部分だけでは、せっかく印刷した家系図の人物はまだまだ登場していません。準備万端で旅に出るように、しっかり読み進めたいです。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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