根拠は分からないけどよく使われる言葉は、多くの時間と人のふるいにかけられて残っていると思われ、何らかの真理が潜んでいるのだと思います。
たとえば、「情けは人のためならず」とは、本当に自分にかえってくるのか分かりませんが、本当にかえってくるような気がします。根拠はありませんが、やっぱり助け舟は人のために生きている人に出されるような気がします。
さきほど『体・皮膚・神経 〜私たちは全身で生きている〜』というブックレットをリベルに追加しました。普段目を向けることが少ない、知的活動における体や心の働きや、皮膚や神経の生活やコミュニケーションに関わる機能などを紹介しています。「肌感」とは、ニュアンス的に使われる言葉で、あまり信用のおけないものという位置付けだと思います。しかし、肌には聴覚や視覚に相当するような機能があったりするようなのです。
今回は、意識はできないけどきちんと働いてくれている部位や器官に目を向けてみました。これからの新しい生活様式の参考に少しでもなれればうれしく思います。日曜日にはこのブックレットを使った「もくもくオンライン読書会」を開く予定です。
今週もおつかれさまでした。肌感をトレーニングする、みたいなことも今後は一般的になるのかもしれません。
(吉田)