2021.03.10

読書会に関わってくれる人を募集。

 昨年の5月から始めたリベルの読書会ですが、少しずつ参加者も増えてきましたので、開き手として関わってくれる人を募集したいと思います。今すぐにというよりも、まずは興味を持ったり共感いただいたりした方と、ゆるやかにコミュニケーションとれたらと思っています。


リベルの読書会について

 まずは、リベルの読書会について簡単に紹介させていただきます。

 リベルの読書会は、ほぼ毎週土日の朝10時から、その場で読んで感想をシェアするスタイルで開いています。お昼前には終わります。事前申込をあまり求めない、出入り自由な雰囲気でやっています。ちなみに、糸井重里氏の「ほぼ日」は、“ほぼ”と言いながら実際のところ毎日続けているようですが、リベルの場合は本当に“ほぼ”です。予定が合わなければお休みします。

 読書会やリベルというもの自体を始めたきっかけは、毎日が目まぐるしくて考える時間がとれていない、と感じたことにあります。どんどんと世の中は動いていき、やらなければいけないこともたくさんあると思います。ただその一方で、自分のなかで感じている違和感や、しっかりと向き合ってみたいこともあるのではないでしょうか。そうしたことに対して自分なりに考えていくことは、よりよい生活や仕事をしていく上で大切なのではないかと考えています。
 とはいえ、時間をとろうと思ってもなかなかとれないので、読書会という時間をつくってみています。また時間もそれほど多くはとれないと思うので、短いコンテンツの作成・配信などもやってみています。
 「考える」という言い方をしていますが、この言葉の意味するところは割と広くとっています。論理的に整理することや理論と照らし合わせることだけではなく、想像を膨らませたり、興味や関心があることに思いを馳せたりすることも、考えることだと思っています。どのようなものと向き合うことで晴れていくのか、ちょっとした躍動のようなものを覚えるのかは人それぞれでしょう。ですので、本のジャンルは自由としています。理論書でも実用書でも、人文書でもビジネス書でも小説や文学でも何でもOKです。漫画や雑誌は持ってきにくいかもしれませんが、今度なにか企画する、かもしれません。

 参加費は今のところもらっておらず、今後も無料に近いかたちで続けるのがいいのではないかなと思います。理由は、まず主催者側が特別な何かを用意しているわけではないことがあります。作者を呼ぶわけでも、深い洞察をくれる専門家を呼ぶわけでもありません。それぞれが読みたい本を持ち寄って、その場で読んで、お互いに感想を共有するという気楽なものです。主催者も含めた参加者でつくっていくという雰囲気でもあるので、基本的にはフリーがいいのではないかと思っています。

関わり方について

 少人数でしっとりとやっている読書会ですが、うれしいことに最近は少しずつ参加者も増えてきました。2,3人だと少し寂しく、4,5人だと割とじっくり話せます。7,8人だと途中から若干ゾーンに入るのではないかという詰まり具合になります。先日は私を含めて9人でやりましたが、いろいろな話題に触れられて楽しくて、充実感も大きかったです。ただ、9人を超えるとお昼も過ぎますし、少し疲れてしまうかもしれません。そこで10人以上の場合には、グループを分けて行ってみたいと思っています。
 関わっていただくかたちとしてはいろいろとあると思いますが、例えば、グループを分けた際に、片方のグループで感想を言う人を順番に指名したり、たまに少しコメントしてみたりということをしてくれたら助かります。ファシリテーションと言えば少し大げさですが、そのようなことのライトなバージョンです。
 ほかにも自分で開いていただけたら、参加できる人が増えますし、読書会の幅も広がるので、いいなと思っています。関わり方については、正直まだあまり考えられていないので、これから広げていければと思っています。まだ参加したことがない方は、まずは参加していただけると雰囲気が分かると思います。
 ちなみに、参加費が無料なので、申し訳ありませんが報酬のようなものはありません。ただ、なんらかの経費がかかる(例えばZoom代)こともあると思いますので、今後なにかしらの方法でお金は集めたいかなとは思っています。また、仮に関わってもらえるとしても、無理のない範囲で大丈夫です。健康第一でいきたいと思っています。

読書会のスタンス・開き手のメリット

 健康第一で関わっていただくとはいっても、参加者側でいるよりは、若干の負担は伴うと思います。参加者であれば、直前に参加・不参加を決められますが、開く側であればなかなかそうもいきません(とはいえ、どうしてもという場合は大丈夫です)。そういう負担もあるわけなので、開き手であることのメリットを紹介したいと思います。

 まず一つ目は、時間により集中できるように思います。少しストイックなようでいて実はざっくりとしたメリットなのですが、例えば自分が参加者を指名をして感想を話してもらうとなると、より集中して話を聞くように思います。ほかにも、全体的にあれこれ考えるので、得るものは多いように思います。とてもあいまいですが…。
 二つ目は、自分の関心あるテーマで読書会を開くこともでき、いろいろな視点に触れることができます。これは希望があればという話ですが、最近は「人の欲」や「ライフスタイル」といったテーマをおいた読書会を開いてみています。一定期間続くこの読書会では、いろいろな参加者の出入りがあり、持ってくる本や視点もさまざまです。開き手が「これについて深めたい」と思って読書会を開けば、自然と広がりと深まりが生まれることになります。
 三つ目は、もし、読書会を開きたい、いろんな視点で考える時間が欲しいと思っている方にとっては、参加者が集まりやすいというメリットはあります。読書会を開くときの課題としては、人が集まらないことや参加者が固定的になりすぎることがあるように思います。読書会は、常連さんがいつつ、たまに参加する人もいて、初めての人もいる、というような多様な面持ちである方が新鮮で楽しい時間になるように感じています。リベルはまだ認知度は高くはありませんが、少しずつこのような状態になってきているように感じています。

 リベルには読書会のスタンスというものが一応あるのですが、「自分のための時間であること」を一番においています。これは参加者にとってだけではなく、開き手にとっても当てはまることです。参加者にとっても開き手にとっても、充実した時間にしていきたいと思っています。

制約があるとすれば

 関わり方も読書会の今後のメニューも、比較的幅があり自由であると考えてはいます。ただ、制約があるとするならば、「事前準備や課題はなるべく設けない」ということは重視したいと思っています。疲労するようなことや、焦りを生んで追われるようなことは、この読書会では避けたいということです。平日もあるいは休日も、仕事や家のこと、その他もろもろで忙しいと思います。気が赴いた時に、ふらりと訪れて参加できるという雰囲気でいきたいです。そのためには事前準備を求めることは避けた方がいいと思っています。
 事前読書ではなくその場で読むというのは、事前の負担が少ないだけではなく、感想シェアの時間に臨場感のようなものが生まれます。読んだ直後なので感想にまとまりはないのですが、それが逆に、聞く方の注目度を上げているような気がします。すらすら話されるよりも若干たどたどしいくらいの方が、気になって一緒に考えることにつながるのかもしれません。聞く方もその本が気になっていき、結果的に読みたい本が増えていくのですが…。ちなみに、この前参加された方はリベルの読書会について、「しっとりしている」と言っていました。聞いていると、どうやらジメジメしているという意味ではないようです。よかったです。

ご連絡お待ちしています

 ということで、より多くの方に参加いただけるように、また開き手となることで参加するのとは少し違う時間となるように、関わってくれる人を募集します。募集するといっても、まだ毎回人数が多いわけでもないので、時には参加者として時には開く側として、というくらいのところから始まるのではないかと思っています。もし興味を持っていただけましたら、以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
・ご連絡先:Googleフォーム

〈その他、参考になりそうなもの〉
・読書会のイベントページ:PeatixFacebook
『最近の読書会の様子について。』
・主催者:吉田大樹(Facebook)

(吉田)

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読書会

 本を読んだり、なにか考えごとをしたり、ゆっくりと使える時間になればと思っています。事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会です。事前申込はあまり求めていませんので、気が向いたときに来てください。

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