妄想やビジョンを形にしていく技法について書かれた本を読んでいた人もいました。
本の著者は、デザイン思考とは違う「ビジョン思考」なるものを提唱しているようで、その概要が紹介されているこんな資料も共有してもらいました。
個人の内発的なビジョンを形にする技能ということのようですが、おもしろかったのはデザイン思考との比較でした。
-プロセス
・デ:人間中心で「共創」するための共通言語
・ビ:自分の妄想を形にしていく「独創」の習慣
-環境
・デ:失敗を許される環境や知的生産しやすい道具
・ビ:外ではなく、内に気づき表現するスペース
デザイン思考は顧客の反応を観察しながらPDCAを回すイメージですが、ビジョン思考は自分の中の妄想を基にして創りきってしまうということ、と今のところは解釈しています。徹底的に内に向かうビジョン思考、ほぼアートだなと思いました。
他者評価によってではなく、内から生み出されてたものをエイヤで外に出すイメージのあるビジョン思考は、なかなかのスリルだなと思いました。こんな考え方も体系化され始めているのかぁと思い新鮮で興味が湧きました。
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(吉田)