2023.05.29

読書会の読書感想(5/23-28)

 参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。23日(火/午前)は4名、24日(水/夜)は3名、27日(土/午前)は7名、28日(日/午前)は4名、28日(日/夜)は3名の参加でした(主催者含む)。
 日曜日の「読書のもやもやについて話す時間。」のもやもやは、

読書のアウトプットについてどう思うか。

でした。

5月23日(火/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

よしださん『五色の虹 満州建国大学の卒業生たちの戦後』三浦英之著
 太平洋戦争の最中、五族協和を掲げて、アジアを統治する人材を育てるべく満州に建国された大学がありました。五族とは、日本・朝鮮・モンゴル・中国・ロシアの五族です。
 五族協和といっても日本の軍部は、日本に他の国々が下ることが前提です。そしてそれは実現すると勢いよく喝破する日本の幹部がいる。その一方で、現地で実際に学ぶ学生はそんなことはかなり難しいだろうと書き記す。一緒に学び議論を交わし日々寝食をともにしていて、たとえば中国人は中国の立場で考えている。満州で五族協和が成ることを一番に考えているわけではない。
 各人が出身国のことを第一に考えるということで、それはあたり前のことなのかもしれませんが、思えば僕は日本人であるということをそこまで考えたことはないなと思い少し不思議な気分になりました。

5月24日(水/夜):読みたい本を気ままに読む読書会

yuさん『真夜中の子供たち』 サルマン・ラシュディ
インド作家が英語でインドの文化を描いている小説と後書きにありました。1章の「穴あきシーツ」を読みました。主人公が生まれて、次のページでは31歳になっていて展開が早いなと思いました。

他の方と作者が小説中に出てくるのはどうなのかという話になりました。そういえば、前回読んでいた「像の旅」もどことはすぐには出てきませんでしたがそうだったなと思いでしました。また中動態の世界に生きるのは簡単ではない、アフォーダンスに晒され続けるという話も印象的でした。受動態の方が現代人にとって楽なのかもという意見もありました。

5月27日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

ナカムラさん『「技術書」の読書術』
読んだ本は主にITに関する技術書の読書術について書かれている本なのですが、本日はその「選び方」の部分について読みました。
ITの技術書に限定されないような内容として、レビュー等は書いている人に注目すると良いといったことが勉強になり、変化を与えるために目をつぶって本棚からランダムに選んだ本を読む「くじ引き読書術」というものが、自分の世界が広がって面白いと思いました。


過去の読書感想はこちらに載せています。

読書会参加者に投稿いただいた読書の感想です(2024年10月-)。

 

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