2023.06.05

読書会の読書感想(5/31-6/4)

 参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。31日(水/午前)は8名、3日(土/午前)は8名、4日(日/午前)は6名、4日(日/夜)は6名の参加でした(主催者含む)。

5月31日(水/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

よしださん『みんなの当事者研究』熊谷晋一郎編
 マイノリティとされる人たちは自分たちの感覚や体験をマジョリティへ共有しても、理解されなかったり異常なものとして矯正の対象とみなされたりするのだといいます。それはその出来事を意味のないものとすることであり、世界から除外し存在し得ないものとするということなのだと熊谷氏の当事者研究関係の本を読んでいると感じます。
 でもこういうことはいわゆる普通とされる人たちにもあるのではないかと思ったりします。言っても理解されないことがある、だからそれを言わない。するとどんどん消えていく、みたいな。なんだか闇深い話になってしまいましたが、人生を充実させるみたいなことは、感覚を言葉にして他者と共有し世界に存在させていくということでもあるのかなと思ったりしました。

6月4日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

原有輝さん『新版ディコンストラクションⅡ』
他の参加者の感想で、金継ぎなど、日本の伝統文化には、壊れたものを修復する文化があるし、積み木や砂場など、子供は作っては壊しを楽しむ遊びがあるのに、現代社会は新品文化で、壊れないことをよしとする、人間にも反映されて、健康をよしとする文化が過度に行き過ぎるとおかしいのではないか、という指摘が印象的でした。


過去の読書感想はこちらに載せています。

読書会参加者に投稿いただいた読書の感想です(2024年10月-)。

 

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