参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。24日(日/午前)は5名、24日(日/夜)は1名の参加でした(主催者含む)。
9月24日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
Takashiさん『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル
NHKでやっていた学生の討論番組と違って、本書は事例を使ってどういった考え方があるのかを順を追って解説するというものだった。
カントの格律や目的に関する解説も何ページかに渡って書いてあった。やはりカント哲学は、現代哲学において避けて通れないものらしい。
誰かが言っていたが、西洋哲学を知るには聖書とプラトンとカントは読んでおくべきみたいだ。哲学系の本であれば、この3つはどこかで必ず触れられている印象がある。
9月24日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『過去を売る男』 ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ
作者はアンゴラの人。
ヤモリが語り手。内戦後のアンゴラでヤモリが住む家の主人のところに過去を新しく作ってもらいたい人がやってくる。ヤモリは1世紀ほど人間だったこともある。ヤモリの友人たちが過去に枢機卿だったり「〜は読んだことがある」と情報交換していたりした。記憶にまつわる短い話が30くらい。人間であったことも大したことではないと書かれていて、ヤモリの目線っておもいもよらないなあと思いながら読んでいました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
〈読書会について〉
事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会を開いています。事前申込をあまり求めない、出入り自由な雰囲気です。スタンスや日程などについてはこちらをご覧ください。