2023.12.29

読書会の読書感想(12/27)

 参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。27日(水/夜)は6名の参加でした(主催者含む)。

12月27日(水/夜):読みたい本を気ままに読む読書

yuさん『高慢と偏見』ジェーン・オースティン
1813年出版のイギリス小説です。地方の田舎の3つくらいの家族のふれあいが描かれています。身分や年収や将校がたくさんでできます。戦争があっていたのかもしれませんがそのことはでできません。長い手紙を皆が共有して読むことは今にはない感覚だと思いました。読了しました。話の展開が飽きさせないなあと感じました。

そのほか、ミシェル・フーコーのエピステーメー (フーコーの哲学概念)人間は時代の思考に支配されている。ってなかなか気がつけることじゃないよねと思いました。今の当たり前はそうじゃない。

eimiさん「夏の読書」 ケン・リュウ (MONKEY31号 スイッチ・パブリッシング)
以前別の回の読書会で読んだバーナード・マラマッドの「夏の読書」と同じタイトルの小説で、今回はケン・リュウが著者です。
時代設定は人間が地球には住まなくなり、宇宙の星々に散り散り?になった頃。
本もあまり収蔵されてない図書館の管理人らしいロボットが、ある夏の日にひょっこり現れた地球への旅行者の女の子に本を読んであげるお話です。
ストーリーよりも、今現在地球が抱える温暖化や環境問題を考えるとやはり宇宙に移民する日も来るのかなぁ、などとそっちばかり考えてしまいました。
どうも宇宙暮らしの人は本をシムで読むらしいです。
(シムってSIMカードのことかな?)
だから女の子が本を手に取りたいと望んだ時に、ロボットは経年劣化してる本が壊れやしないかと心配がるのですが。
地球が人が住めなくなる前に宇宙に移民できるかどうか分かりませんが、遠い未来は紙の本って少なくなるんですよね、きっとね。
小説の方は図書館に紛れ込んでいた女の子を両親が見つけ、一緒に宇宙に帰っていくのですが、ロボットは読んだ本を女の子にさしあげました。
それで終わります。
ちなみにその本のタイトルは『ソフィアのぼうけん サバービアでいちばんはやいカメ』です。
Amazonで探してみましたが、ありませんでした。
翻訳されてないのか、実際に存在しないのか、ちょっと分かりません。

他の参加者の方が読まれた『高慢と偏見』は私もすごく好きな本で感想共有できて嬉しかったです。
本のタイトルのイメージと違って、中身はとっつきやすい小説だと思います。
オースティンの他のもあんな感じなのでしょうか。
ちょっと気になっています。

今年は初めてリベルさんの読書会に参加させていただき、多分これで三回目くらいです。
気楽に参加できる運営スタイルと雰囲気とが気に入っております。
来年もどうぞよろしくお願いします。
それでは、皆様良いお年をお迎えください!


 過去の読書感想はこちらに載せています。

読書会参加者に投稿いただいた読書の感想です(2022年10月-)。

 

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