参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。13日(土/午前)は5名、14日(日/午前)は6名の参加でした(主催者含む)。
土曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
地球が生まれたとき一番最初に生まれた音は何だったと思いますか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
1月13日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『労働の思想史 哲学者は働くことをどう考えてきたのか』中山元著
今日はフォーディズムが出てきました。T型フォードで有名な、自動車の生産を効率化させ、大衆へ自動車を行き渡らせたアレです。
フォーディズムは苛烈な労働というよりも、人を生産ラインに沿わせることでその人の感性やリズムみたいなものを奪ってしまったみたいに書いてありました。
読書会では、でも自動車製造に個性のようなものを発揮されたら品質に問題が出てきそうで怖いという話も出て確かにそうだなと思いました。
どのような考え方が社会的に注目されるかはその時の社会環境によって違うのだろうなと思いました。数十年前は正確に速くというのが価値の一端だったのは間違いないのだと思います。ただ、価値にはそんな社会性があるのだとしても、私なりの価値というのももっておいてもいいのだろうと思ったりもします。それが社会的な価値と合致すれば仕事になったりもするのでしょうが、合致しなければ趣味になるのだろうな。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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