2024.01.22

読書会の読書感想(1/17-21)

 参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。17日(水/午前)は2名、19日(金/夜)は5名、20日(土/午前)は5名、21日(日/午前)は3名の参加でした(主催者含む)。
 日曜日の「質問「   」について考える時間。」の質問はこちらでした。

自分に手紙を出したことがありますか

田中未知著『質問』(文藝春秋)

1月17日(水/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

よしださん『労働の思想史 哲学者は働くことをどう考えてきたのか』中山元著
 今日読んだところにはたぶんこんなことが書かれていました(P260あたり、個人的意訳)。

 石油でも原子力でも、あらゆるものを地球から搬出している人間は、自然エネルギーを搬出するようにシステム化されている。そういった原理のなかに組み込まれている。

 人間は柔軟な生き物だと思います。学習によっていろんなことを学び、知識や技術として身につけられる。誰かが学び体系化したものを後世に受け継ぐことで、次世代の誰かはものすごく高い下駄をはいてスタートすることができる。ヒト以外の生き物も学習はするけど、他者に教える生き物はそういないと『なぜヒトは学ぶのか』(安藤寿康著)で読んだことがあります。
 子供の頃に、なぜ記憶は受け継げれないのだろうかと考えたことがあります。たぶん学校の勉強で暗記が面倒でそう考えたような気がしますが。その結論として時代時代に適応するためだと思ったことがありました。ゼロからの方が適応がしやすいのではないかということです。
 柔軟である人間はあらぬ方向に行ってしまうこともあるということなのかもしれず、そんなことを考えると少し恐くなりもします。哲学とか倫理学というのはそのためにあるのだろうと今急に思いました。

1月19日(金/夜):読みたい本を気ままに読む読書会

yuさん『タマネギのひみつ』黒柳徹子・糸井重里
対談本です。ほぼ日の事務所に黒柳さんが訪問して糸井さんと対談するのを社員が聞く形式を本にされたものです。黒柳さんがゲストなのは徹子の部屋とが反対ですが糸井さんがゲストのような気持ちになったそうです。酢卵の存在を知りました。「窓ぎわのトットちゃん」を読んで黒柳さんについてもっと知りたくなり読んでみました。

1月20日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会

Takashiさん『パラレルな知性』鷲田清一
この本を読んで考えました。

支え合う社会が大事だということは分かるけど、仕事と家でいっぱいいっぱいなのによく知らない人を自分が「支える」ってピンとこない。税金払ってたまに募金するくらいで勘弁してよ、支えて欲しいのはこっちの方だよと思う。でもそれじゃ寂しいかもね。どうすりゃいいのかな。

そんなことを考えました。


過去の読書感想はこちらに載せています。

読書会参加者に投稿いただいた読書の感想です(2024年10月-)。

 

〈読書会について〉
事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会を開いています。事前申込をあまり求めない、出入り自由な雰囲気です。スタンスや日程などについてはこちらをご覧ください。

関連するタグ

#読書会

このページをシェアする

読書会

 本を読んだり、なにか考えごとをしたり、ゆっくりと使える時間になればと思っています。事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会です。事前申込はあまり求めていませんので、気が向いたときに来てください。

詳しく見る >>