参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。28日(水/午前)は5名、1日(金/夜)は6名、3日(日/午前)は6名の参加でした(主催者含む)。
日曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
いくつ電話番号を暗記していますか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
2月28日(水/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『正欲』朝井リョウ著
まだ序盤だからか淡々と書き進められています。多様性みたいな話なのですが、登場する人たちはほとんど普通の生活をしている人たちなのだけれど、どこかで生き心地の悪さみたいなものを抱えている。そんなのみんなどこかにあるよね、というところがこの本の狙いなのか、それとも伏線なのか。それでもそんな普通のなかに実は抱えている負の面が描かれているから、やっぱり人間、外からじゃ分からないよねというのはよく分かるような気がしました。
3月1日(金/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『少女、女、ほか』バーナディン・エヴァリスト
2019年のブッカー賞作品です。いろんな女性が小見出になっています。第1章のアマを読みました。アマはイギリスで演劇をしている有色人種。仕事の話がきたところを読みました。作者はナイジェリア人の父とイギリス人の母の元ロンドンで生まれたそうなのでアマは作者なのかな?と想像しました。
読書会では、恋愛を中心としていない話を「juvenile」ジュブナイル(青春時代)と独自に呼んでいる方がいらっしゃってもっと話をお聞きしたいと思いました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
〈読書会について〉
事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会を開いています。事前申込をあまり求めない、出入り自由な雰囲気です。スタンスや日程などについてはこちらをご覧ください。