参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。22日(金/夜)は8名、23日(土/午前)は4名、24日(日/夜)は6名の参加でした(主催者含む)。
3月22日(金/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『少女、女、他』バーナディン・エヴァリスト
黒人女性で初めてブッカー賞を受賞した作家の本です。小説で劇をしている黒人女性が50代にしてナショナルシアターで上演という栄光をつかんだところ。まだ初めの方ですが12人の10代から90代のいろんな境遇の人びとが出てくるようです。文章が軽快です。
他の参加者が読まれた「花の知恵」モーリス・メーテルリンクは弁護士でノーベル文学賞も受賞した人。花の命がどのように繋がれているかが書かれている。水生植物の話。雄花がどうやって雌花の元に行くか。この作者の人の表現力や比喩がすごい。ただ学術的だけでなくドラマチックという話をお聞きして読んでみたくなりました。
3月23日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』スチュアート・リッチー著/矢羽野薫訳
著者は心理学者で、過去にあった超能力的な人間の能力に関する科学雑誌掲載を序文に挙げています。おかしいけど本当ならすごい実験結果が権威ある雑誌に掲載されて、他の大学の研究者とそれぞれの場所で同じ条件で実験を試みたそうです。しかし再現されませんでした。そしてその結果を同雑誌に寄稿したところほんの2,3日で採用しないとの返答が。
科学的に証明されたと実験結果とともに書かれていると信じてしまいます。でも本当にその言葉を信じていいのか、というのがこの本で示されることなのだと思います。科学的な手続きや査読等の仕組み自体は再現性・信憑性を高めるものだけれど、それがしっかりと運用されていないことがあるということなのだと思います。しっかりと運用されない理由や背景まで書かれていそうな気がしていて少しずつ読み進めたいと思っています。
3月24日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
たまねぎさん『石は元素の案内人』
元素が90種あることや石が鉱物と岩石に分けられる等石に詳しくなれました。特に、綺麗な鉱石を見れたことは記憶に強く残りました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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