参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。5日(日/午前)は7名、5日(日/夜)は4名の参加でした(主催者含む)。
5月5日(日/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
原有輝さん『力なき者の力』
チェコの劇作家、大統領を勤めた、ヴェーツラフ・ハヴェルの政治的エッセイです。パンピーが、権力とどう渡りあったらいいかが書かれているようです。
Takashiさん『死に至る病』キェルケゴール
「自己とは自己自身に関係するところの関係である」
これは、本文冒頭(『死に至る病』、第一編、一、A、P22、岩波文庫)に出てくる自己の定義だ。関係が「自己自身に関係する」場合、それは自己となる。
例えば、私に好きな人がいたとしよう。その人と私の関係が私自身に関係する(私がとても気にしてる)場合、その人と私との「関係」は自己であるとキェルケゴールは言っている。
こんな風に身近な例で説明できれば良いのだが、本書P22~25はほぼ例え話がないので難しい。しかし、理解してしまえば極めて適切な説明に違いないだろう。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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