参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。7日(火/午前)は2名の参加でした(主催者含む)。
5月7日(火/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
原有輝さん『Work is Life 宇宙一チャラい仕事論』
毎日をご機嫌に生きるために、よく働き、よく勉強し、よく遊べという、なかなか常人には、真似の出来ない本。
よしださん『記憶のしくみ(上)』ラリー・R・スクワイヤ,エリック・R・カンデル
今日は短期記憶と長期記憶の違いについて書かれているところを読みました。短期記憶とはその言葉通り、昨日とか1週間前とか比較的最近の記憶のことを指します。それに対して長期記憶とは1年前とか子供の頃の記憶とか時間的に大きく遡った記憶です。
最近か昔かという違いがあるのはそうなのですが、記憶されるメカニズムが違うのだといいます。短期記憶は海馬を含む内側側頭葉が関係してくるのだそうです。それに対して長期記憶は脳の表面を覆う皮質が関係しているのだそうです。しかも、内側側頭葉から皮質へと移行されるような過程を経て長期記憶へとなっていくようです。パソコンなどのイメージだとデータ移行ということですが、脳は神経ネットワークの塊だと思うので脳内で長期記憶とするべく皮質へのネットワーク形成がされているということです。
すべての短期記憶が長期記憶となるのか。あるいは、そもそも短期記憶も五感で捉えられる全てを蓄積しているわけではないはずです。であるとすれば、その取捨選択はどのように為されているのか。それはヒトとしての普遍的な基準もあるでしょうし、個人による違いもあるのだと思います。記憶のメカニズムを学びながら、そんなことも考えてみたいと思いました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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