参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。19日(土/午前)は5名、20日(日/午前)は5名、20日(日/夜)は5名の参加でした(主催者含む)。
土曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
怒りを静めるまじないを三つあげてください
田中未知著『質問』(文藝春秋)
10月19日(土/午前):読みたい本を気ままに読む読書会
よしださん『縄文時代の歴史』山田康弘著
定期的に読みたくなる縄文時代。今回も初めから読み返してみて、冒頭の縄文時代の概要を書いているところを読みました。
食料は燻製加工したり貯蔵庫を設けたりして保存する。建物は竪穴を掘って寒さと暑さを和らげる工夫をするなど、用途に応じた工夫がされた建築物を建てて生活をする。集落間のネットワークがあり、物や情報のやりとりをしている。集落間の関係をより堅いものにするために結婚制度を設けて嫁や婿をどちらかの集落に住まわせる。
これらは、縄文時代に確立されていた慣習なのですが、さて今とどこに違いがあるのかというと、、と思って考えていました。
便利さや快適さを追求しようとする方向性は時代や文化を違えてもあまり変わらないのかもしれません。結婚をして関係を堅くするというのも、血縁のもつつながりの力を示していて、近現代とあまり変わりません。時代を超えた歴史を知ると、同じところと違うところが見えてきてやっぱりおもしろいなと思いました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
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