こんにちは、よしだです。いつも読書会などにご参加いただきありがとうございます。
読書会の進行は複数人で行っていますが、その日程調整などをする関係で運営グループというものがあります。読書会の進行やその他事務的なことあるいは話し合いへの参加など、時間があるときに何か協力してもいいよという人たちで作られているグループです。ちなみに、読書会の運営は以前は私一人で行っていましたが、ある時期から現在の複数人での運営へと変わりました。その背景などはこちらに書いています。
その運営グループで2ヶ月に1度くらいのペースで話し合いの時間を開いています。進行や参加をしていて気になっていることや、やってみたいと思っているイベントややってみてどうだったかなど、その時々に浮かんだことを共有する時間です。
今回は、12月16日(土)に開いた話し合いの時間について、印象に残っていることに絞って共有させていただきたいと思います。
今回のトピック
話し合いを開くときには、事前にDiscordというグループチャットでトピックを共有しています。といってもそれほど具体的なものではなく、このようなものです。
〈議題的なもの〉
- 気になっていることが何かあれば
- JitsiMeetについて何か問題に感じることはないか
- 今年のイベントの振り返りなど
〈今年の主なイベント〉
3月:書く会の第一回
5月:Zoomの仕様変更に伴い無料版で運用へ
8月:JitsiMeetにツールを変更
9月:サイトリニューアル
10月:アレントの会の第一回
11月:有料会を検討する会の第一回
12月:今年の一冊
〈来年予定しているイベント〉
- アレントの会
- 有料化を検討する会
- 話し方・聞き方など読書会でのコミュニケーションについて考える会
話し合いの雰囲気としては、これに沿って参加者のみなさんが事前に話すことを考えてくるというよりも、その場で考えて話している感じです。
印象に残っているトピック
今回は、読書会でのコミュニケーションについて話される時間が長かったと思います。私がメモしたものをそのまま共有しますが、私の関心に引っ張られたメモであることをあらかじめご了承くださいませ。
- 本を読むのとコミュニケーションとは違うことなのだなと認識している
- 対話的というのが実際に勉強しないと分からないところがある、雑談とも議論とも違う、それが共有しきれていないので工夫しないといけないような気がする
- 人とのコミュニケーションがそういう形(対話的なもの)以外はないかな (完全な)合意形成は無理だし、話をしないというわけにもいかないし、そういうあり方しかないのかな
- 一方向と双方向の切り替え 読書とコミュニケーションの違い
- そもそもコミュニケーションそのものの話をしたいと思うか 縄文とか進化とかもしたい
読書会ではおおむね読む時間とコミュニケーションの時間が半分ずつという時間配分になっています。午前中の読書会では40分の読書の時間のあとに40分の感想の共有の時間をとっています。その感想の共有はすこし不思議なものなのかもしれません。
一番ベーシックな「読みたい本を気ままに読む読書会。」は、読む本のジャンルやテーマなどは決めていないので、どのような話の展開になるのか予想ができません。また、「質問「 」について話す時間。」というものなどもあって、これは話す内容=質問が決まっています。しかしこれも、結論を出すことを目指すわけでもなく時間がきたら終わりというスタンスです。
なにか普段とは違う、予測がつかない偶然のなかで思考やコミュニケーションができればと思ってこんなスタイルにしていますが、不思議といえば不思議ですし戸惑わないかと言われれば戸惑うこともあると思います。これまではなんとなく・暗黙の了解的にコミュニケーションしてきましたが、ここらへんで一度コミュニケーションスタイルみたいなものを共有してみてもいいのではないかと思っています。
その理由としては、たとえば「この読書会は雑談とも議論とも違うくて、対話的なコミュニケーションで」ということでなんとなく進めていても、参加するまで分からないですし参加しても掴みどころがないだけで終わってしまうかもしれません。初参加の方も何度か参加されている方も、対等に、なるべく不安なく参加するためには、コミュニケーションのスタイルを共有できるかたちでもっておくことが必要であるのかもしれません。
また、対話という言葉もなんとなく使っていますが、それがどのようなものであるのかという認識は人それぞれで違うでしょう。対話というものがどういうものなのか、一度考えてみるのもおもしろいのではないかとも思っています。ちなみに、「対話」というのは最初からそうしたいと思って言葉として使っていたのではなく、参加者の方々から対話っぽいという言葉が出てきて、この読書会は対話っぽいしそれがいいのではないかという風になって使われ始めました。その場の雰囲気から対話っぽさが生まれ共有されているので、それが何なのかどういう意味があるのかはあまり示されたことはありません。
ということで、来年は読書会でのコミュニケーションに関して考えたり話したりする会みたいなものを開きたいと思っています。「この会ではこのようなコミュニケーションスタイルでいく!」というのを示すということでもなく、まずはみなさんがどう思っているのか聞くことでお互いの理解が進みそれだけでも話しやすくなったりするのではないかと思っています。コミュニケーションとは一言で表されますが、どんな相手とどんな話をするのか、どんな場で話すのか・聞くのかで実はかなり多様性に富むものであると思っています。そんな多様にあるコミュニケーションのなかで、この読書会でのコミュニケーションについてその意味とともに考えていくのもおもしろいのではないかとも思っています。とはいえ、スタイルを決め過ぎて窮屈になりすぎないようにというバランスも大事にしながら。
まとめ
今後も毎回かは分かりませんが定期的に話し合いの時間の内容を共有していければと思っています。運営の課題などを知ってもらっていれば何かイベントや変更点が出てきたときにいきなり感がなくなるからいいのではないかと思ったりしています。また、運営者とか参加者とかいう垣根をあまり作らずにみなさんでいい時間・いい場というものを作っていければとも思っています。
なにかご質問などありましたら、以下のGoogleフォームからご連絡ください。それでは、よろしくお願いします。
(よしだ)