先日の読書会で私は、ハーバードの大学生が「東洋哲学」によって人生の可能性を開いていく講義に関する本を読みました。
私の関心や疑問は、東洋哲学がなぜハーバード大学生の可能性を開いたんだろうかとか、西洋哲学の何が不足だったんだろうかとか、そんなところです。
途中までしか読めなかったので、その疑問の答えのようなものは見つかりませんでしたが、感想をシェアするとこんな話題に広がりました。
「東洋哲学と西洋哲学の違いって何なんだろうね?」と。
この難題に関する答えはさすがに「分かんない」で終わりましたが、確かに何なのでしょうか。
その後、その話題について話した人から、こんな本の紹介がありました。
・『人工知能のための哲学塾』(三宅陽一郎著)(西洋哲学っぽい話らしい)
・『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(三宅陽一郎著)
人工知能に哲学が絡むのも面白いのですが、西洋哲学と東洋哲学が分けられて、その両面から語られているんだなぁと興味を持ちました。
思い起こせば、薬も西洋の医薬品?と東洋の漢方というように分かれており、最近ではお医者さんも両方を駆使していると言います。少し前の感覚では西洋的な薬がバッチリ効くイメージですが、薬では抑えられない症状や副作用などがあり漢方も改めて注目されだしたのだそうです。西洋と東洋がやはり分かれており、お互いに補完関係にあるということは興味深いところです。
何か極端に振れないと思想や概念のようなものは作れないけど、実はその真ん中あたりに最適があるのかななんて思いました。少し長くなりましたが、読書会の話題と、そこから頭を巡ったことでした。
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(吉田)