今日から8月ですね。東北出身の私にとっては、8月は唯一の夏、外でプールに入れる数少ない月間、というイメージがあります。7月は梅雨で肌寒い日も多く、9月は秋の到来を早々に感じ始めるからです。水泳をやっていた私にとっては、学校のプールの授業はいいところを見せられるチャンスなのに、その期間は短いのですよね。
夏は暑くて過ごしにくいのですが、クーラーのおかげでバリバリ稼働できるようになりました。効率を落とさずに集中しきることができます。
ある生物学の先生はこのように言います。
人間は、周囲環境である温度や湿度、明るさなどを一定に保つことで、時間を獲得した。それまでは非活性であった時間まで活動できるようになったという意味で、時間を獲得したのだ。体温という体内環境を一定に保つことで恒常的な活動ができるようになった恒温動物に対して、人間はさらに周囲環境までも一定に保つことに成功したのだから恒環境動物であると言える。これは、一つの進化のかたちと言えるのではないだろうか、と。
私たちは、周囲環境を改変することに成功し、時間を獲得しました。でも、それは休む理由を奪うことにもつながっているとも言えるのかもしれません。風邪を引いた時、心置きなく休める、と少しほっとすることはないでしょうか。今は、休む理由・サボる理由が、どんどん奪われていっています。暑いから・寒いから・暗いからという理由では、休めないのです。
今週もおつかれさまでした。何か理由をつけてゆっくり休みましょう(クーラーの効いた快適な場所で)。
(吉田)