ゴールデン・ウィークから読書会を始めてみました。休日の朝10時から1時間半くらいの、オンラインで行う読書会です。何度か開いてみて、いい時間になりそうだったので続けていくことにしました。
今日は、リベルの読書会のスタンスを少しだけ紹介させてください。
まず一つ目は、「自分のための時間であること」です。
自分のための時間と言われても、そもそも全ては自分のための時間であるだろうと感じられるかもしれません。しかし、私は実はそうでもないのではないかと考えています。
仕事では会社やクライアントの方を向いて時間を使い、家庭では家族の方を向いて時間を使っているのではないでしょうか。人との関わり合いの中で生きているその時間は、いいものではあるのですが、自分のためだけに使う時間も欲しいはずです。なににも縛られずに、知識を入れて自分で分かりたいこと、考えてみて自分なりの答えを出してみたいことなど、日常の中で置きっぱなしになってしまってしている興味や関心事はあるはずです。
リベルの読書会は、そんなことに目を向けられる、仕事や家庭からは少し離れた自分のための時間であることを一つのスタンスとします。これを「サードタイム」と呼んでみているのですが、これはもちろん「サードプレイス」に大いに触発されてのことです。
そういえば、読書会の形式を紹介していませんでした。
読書会は、今のところ二つの形式で行っています。基本的には、もくもく読書をしたあと感想をシェアするという形をとりますが、使う本について二つのパターンを用意しています。各々が読みたい本を持ってくるパターンと、リベルのブックレットを使うパターンです。
基本的には、それぞれ気になるテーマや本を抱えていると思いますので、それを持ち寄って読むパターンの読書会を多めに開こうかと思っています。
ただ、リベルのブックレットを使うのもなかなかおもしろいのではないかと思っています。普段の関心事から外れてみられることや、参加した人で同じテーマに関する感想をシェアできることは、また新しい視点を得るきかっけになるはずです。ですので、リベルのブックレットを使う方もたまに開いていきたいと思っています。
話を戻しましてスタンスの二つ目は、「時間は自由であること」です。
これは、休日の時間は縛られたくはないという意味を含めています。オンラインなので、思い立ったら始まる直前でも参加できます。ですので、イベントページは作っていますが、日程の共有の意味合いが強く申込みを求めるものではありません。
また、読書中はカメラやマイクを切ったり、一度退出や離席をしてもいいこととしています。自分にとっての時間ですから、集中できる自分なりのスタイルをとったり、あるいは飽きたら別のことをやったりした方がいいと思っています。途中参加や、予定がある場合などは途中退出しても問題ありません。ふと立ち寄れて、ふらりと出ることができる、そんな時間であると思ってください。いつもと同じ時間、同じ場所(URL)で開けておりますので。
スタンスの三つ目は、「コミュニケーションはシェアであること」です。
もくもく読書をした後、感想などをシェアする時間があるのですが、あくまでもシェアする気持ちありたいと思っています。質問などによって話が深まっていくのは望ましくて楽しいのですが、意見をぶつけあうようなことは避けたいなと思っています。
リベルの読書会は自分のための時間なので、「自分にとっていいこと」であればいいと思っているからです。
休日に行われる読書会では、刺激的な討論はちょっと避けたいです。もちろん今のところはそんなことはなく、ゆったりとした時間になっています。これからもそんなスタンスで、読書とちょっとしたコミュニケーションを楽しめる時間になれればと思っています。
ちなみに、感想をシェアする時間はなかなかおもしろく、自分にはなかった興味や関心事をもらうことができます。そしてさらにおもしろいことは、みんなそれぞれ異なるはずのテーマや本でも、どこかで話題がつながっていくということです。そんな違いと共通性を楽しむことに、はまってしまいました。
最後に、本のジャンルは問いません。実は私も、本を全く読まないところから、ビジネス書にはまり、そこからリベラルアーツと呼ばれる歴史学や生物学、社会学あたりに関心が広がってきました。あくまでも自分のための本を持ってきてもらえればと思います。
詳しいイベントの情報については、Facebookページやpeatixをご覧ください。申込みをせずに直接訪れていただいても結構です。ただ、たまに休むこともありますので、日程だけはご確認いただければと思います。
その他、ご質問などあれば以下の連絡先までチャットやメールをお願いします。
・連絡先へのリンク
それでは、基本的には休日の朝10時から空いておりますので、お気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。
(吉田)