「心とは何か」という問いに、おそらくまだ答えは出ていないようです。心臓でもないし、脳というほど単純でもない。
たとえば人と対面した時、瞬間的に親密さを感じたり、時には敵意を抱いたりします。これは、神経レベルの反射に近い反応のようで、脳で判断しているわけではないそうです。だから、脳に心があるわけでもなさそうです。それに、脳の命令にしたがって生活しているとは、ちょっと思いたいくない、というのもあります。
人によっては、心とは一個体の中に納まっているわけではなく、他者との間でつくられるという考えを持つ人もいます。なぜなら、私たちは接する相手で態度や表に出てくる感情が異なるからです。
自分の中だけに心があるわけではなく、相手との関係の中において心が湧いてくるような、その場において形成されるような感覚です。このような考えに基づけば、アイデンティティに一貫性がなくていいのだと、自分に対しても誰かに対しても思そうですね。これはこれでいい考えに思えます。
さて、心とは何かは分かりませんが、心“的”な何かは生活に影響を与えます。子育てや食事、仕事の質や、対人コミュニケーションなど。完全に個人的な考えですが、心を整えるには、寝ることはとても有効な方法だと考えています。私も昨夜は9時には寝てしまいました。
今週もおつかれさまでした。ところで、「心」というこれほどまでにあいまいなものを一体誰が使い出したのでしょうね。でも、みんな使っているから、きっとどこかにあるんだろうな。
(吉田)