
参加者に任意でいただいた読書感想を掲載します。25日(土/午前)は7名、26日(日/午前)は4名、26日(日/夜)は2名の参加でした(主催者含む)。
日曜日の「質問「 」について考える時間。」の質問はこちらでした。
どのようにしたら言葉から逃れられますか
田中未知著『質問』(文藝春秋)
1月25日(土/午前):読書のもやもやについて話す時間
今回のテーマは「読書会に何を求めているのか。コミュニケーションなど」でした。読書会の企画を考えている方がおり、その方から出された話題が広がってこのテーマになりました。
よしださん
人と話すということにはいろいろな意味が含まっているのだと思います。話すことで考えがまとまるというのもそうだし、他の人の意見を聞いて考えを深めるというのもあります。あとは、共有する。誰かと共有することで自分の中で作られた想像や考えが、現実世界に進出する。少し飛躍しすぎかもしれませんが、自分だけの世界にあったものが、誰かとの世界にも入り込むことで、社会への一歩を踏み出すというか、社会に出してもいいのだなと思えたりする、かもしれません。
読書は自分でするものという意見が出ました。誰かと一緒に読書をするという機会があっても、本当にこれ読んでるんだっけという感覚になってしまうという経験談も。読書は自分でするもの。もっというと、学習や作業の多くは自分でするものが多いというか、基本なような気もします。でも、誰かと話したくなるし、誰かと一緒にやった方がいいような気がすることもある。
僕の場合は、人と時間をともにするという基本的な充実感はもちろんありつつ、硬い方の理由としては集合知的な思考をさせてもらっているという感じがしています。どこからともなく予定不調和に展開される話を聴きながら思考することで、自分一人からは出てこないような疑問や問いや視点が得られていて、それがいいなと思っているのだと思います。
1月26日(日/夜):読みたい本を気ままに読む読書会
yuさん『枕草子』清少納言
84~めでたきもの:ほめたたえたくなるもの、なまめかしきもの、かたはらいたきもの:いたたまれないもの。あさましきもの:呆然とするもので何かをひっくりかえしてこぼしてしまったことの気持ちは今にも通じるけど、牛車がひっくりかえったのなどは時代を感じました。くちをしきもの:残念なもの。など。
読書会の課題で、電子で読んでいるところです。電子だと操作がなれないので紹介には向いていないなと感じました。
過去の読書感想はこちらに載せています。
〈読書会について〉
事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会を開いています。事前申込をあまり求めない、出入り自由な雰囲気です。スタンスや日程などについてはこちらをご覧ください。