昨日と一昨日の読書会の読書感想をこちらに追加しています。
〈いただいた読書感想の本タイトル(3月13日・14日)〉
・『生きるということ』
・『大人の友情』
・『MODERN LOVE』
個人的に思ったことも書いておきたいと思います。
●既読を知れること(『MODERN LOVE』)
既読を知れることで、「読んでいるのに返してくれない」という状況の限定が起きてしまうようになりました。手紙のときには、「まだ届いていないのかも」「今書いているところかも」「今送られてきているところかも」というあいまいさと可能性がありましたが。まさに、”MODERN”な悩みです。
●能動的について(『生きるということ』)
「もつ」と「ある」について考えた時に、「ある」とは能動的であること、と書かれていたそうです。一見受動的に思える「ある」が能動であるとは、少し不思議な感じもしますが、分かるような気もします。能動的であろうとするほどに、無理矢理に働かせた自分の意志のようなものに対して、受動的になるように思えるからです。能動的になるとは、複雑なことのようです。
●友情と恋愛の回路(『大人の友情』)
臨床心理学者の河合隼雄氏は、異性との友情には、絶妙なコントロールが求められるというようなことを言っているようです。聞いていると、友情と恋愛とは別回路にあり、それらが絡まり合っているように感じました。どちらの感情も本当のもので、並行して存在するものなのかなと思いました。
●所有欲について(『生きるということ』)
所有は安心したいために行うことではないか、ということに共感しました。所有欲とは安心したい欲が一つの発生要因になっているのではないか、と言えるもかもしれないと思いました。欲の裏には、さらにいくつかの欲が存在しているということでしょうか。欲は、深いですね。
〈読書会について〉
読書会の情報については、FacebookページやPeatixをご覧ください。申込みをせずに直接訪れていただいても結構です。ただ、たまに休むこともありますので、日程だけはご確認いただければと思います。
・Facebookページ
・Peatix
読書会の形式や最近の様子については、こちらに少し詳しく書いています。
(吉田)