これまで毎週土曜日にコンテンツをひとつずつ投稿してきていました。（仮）で週末コンテンツと呼んでいたのですが、今年は定期的な投稿はお休みしたいと思っています。読んでくださっていた方もいらっしゃったと思いますので、お休みの背景のようなものを共有させていただきます。
ちなみに、読書会は昨年同様に続けていきます。また、読書会で盛り上がった話題などを中心に、不定期にはなりますが投稿は続けていきたいと思っています。
お休みさせていただく理由の一つめは、今年はほかに取り掛かりたいことがあるからです。昨年末の『今年もおつかれさまでした。』のなかでも書いたのですが、リベルとは何なのかを、自分なりに考えてまとめていきたいと思っています。しかしよくよく考えると、リベル自体について考えるのはとても個人的なテーマなので、投稿は私個人のアカウントで行いたいと思いました。となると、それとは別に週末コンテンツをつくることに、時間的な難しさが出てきます。個人的な事情になってしまうのですが、そうした時間的な難しさが週末コンテンツをお休みする理由の一つです。
時間的な難しさという理由のほかにもう一つ、一人の人間だけでコンテンツを作ることに、不適切な感を抱いていたというのもあります。リベルは、誰かの考えが強く主張されて影響を放つことよりも、それぞれの人がそれぞれのスタンスで考えたり思いを巡らせたりできる時間となることを目指しています。それにも関わらず一人の人間だけでコンテンツを作っていると、どうしてもその人の考えや好みが全面に出過ぎてしまいます。もしかしたら、それに合わせなければいけないと思われたりするのではないかと、内心不安に思いながらコンテンツを作っていました。特に、私の場合は、科学っぽい本を好んで読むのでコンテンツも理屈っぽくなります。ですが、科学や論理などに一番の価値があると思っているわけではありません。本当は小説や文学ももう少し読みたいし、詩集とかも興味がある。なのですが、どうしても理屈っぽい本に手が出てしまうのです。もはやそういう嗜好性なのだとあきらめているのですが、だからこそ自分とは違う嗜好や関心をもった人と話せることを楽しみにしたりしています。
ですので、くり返しになりますが、リベルにおけるコンテンツ作成を一人の人間だけで行うのは適切ではないと考えはじめています。いろんな嗜好や関心、あるいはその人なりのテーマなんかを持っている人が、共同でつくっていくのがいいのではないかと思っています。その人の興味関心は、きっとその人だけのものではないと思います。読み手を意識してテーマの普遍性をすこしだけ高めたり、ひとつひとつをわかりやすく伝えることは必要だと思いますが、それぞれのテーマで書いたものが集まっているところにしていくのがいいのではないかと思いはじめています。そうして、いろいろなテーマや視点、嗜好などに触れながら自分なりに考えられる時間をつくっていければいいな、と。
ということで、週末コンテンツを次に再開するときは、ほかの誰かと一緒に始められることを、ひそかな目標にしています。もしよければ、興味をもっていただけた方、つながっていきましょう。ちなみに、前に一度『読書会に関わってくれる人を募集。』しましたが、こちらも引き続き興味を持たれた方とつながっていきたいと思っていますので、どうか。
年末・年始と内情的な投稿が続いてしまいましたが、最初に書きました通り、今年も昨年までと変わらない雰囲気で続けていきます。リベルについて自分なりに考えたいというのは、これまで感覚的にやってきたものを一度整理したいということで、なにかを大きく変えようと思っているわけではありません。整理することで、新しいアイディアやつながりが生まれたり、安定感が増したりするのではないかなどと考えています。
ということで、2022年も変わらずよろしくお願いします。
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リベルについて考えたことはこちらに投稿していきます。動画視聴などにくらべて読書にはどのような意味があるのかとか、なぜ自分なりに考える時間が大事なのかとか、そもそも自分なりの考えや価値観をもつことにはどういう意味があるのかとか、そんなことを考えていきたいと思っています。形式は週末コンテンツと同じように自分の経験や本などを交えながら書いていこうと思っています。
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（吉田）
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