ブックレット

普段とは異なる視点から、生活や仕事にまつわるテーマについて考えたコンテンツです。大学の先生にお話を伺いながら、リベルなりの解釈や考えを交えて作成しています。無料でお読みいただけます。

遊動する生

ちょうどいい自由をさがして

「縄文」という極点
 ちょうどよさを探す方法のひとつには、[高―低]などの極点間を動かすことがあると思います。今回は近代先進国とは違うもう一つの極点として、縄文の思想に触れてみました。感覚的にではありますが、今にはない自由を感じられました。

弱い一歩

自由な地平へ歩きだす

「弱い」からこそ
 人は根本的な部分に不完結さや弱さを備えているということを、今回考えています。思考や行動の様々なことに、周囲環境の力が絡み合っているのです。気を楽にさせてくれたり、可能性を感じさせてくれたりする新概念でした。

不便視点

益が見つかるもう一つの方向

いい「不便」
 便利はいいことで、不便はわるいこと、そんなイメージが一般的ではないでしょうか。しかし、「不便で良かった」ということもあるのです。不便益という視点から、生活や社会について考えてみました。

遺伝的探訪

挑戦するすべての人へ

「遺伝子」という持ち物
 遺伝子は、私たちの能力・性格・行動に影響を与えます。とはいえ、超多様性を内包する遺伝子は、自分でもどのような形質につながるのか把握しきるのは困難です。遺伝子という持ち物を携えて、私たちはどこまで行けるのでしょうか。

体・皮膚・神経

私たちは全身で生きている

「全身」感覚
 身体や感情を介して学び、心で意思決定をし、皮膚で音や光や他者を感じ、神経で安全な交流ができるかどうかを判断しています。そのような事実が科学的にも解明され始めているのです。「感」で生きることはとても大切なのだと思いました。

社会関係という土作り

人生を支えるもう一つの資本

不確実に「いきる」
 自分で管理できないけど、ときに大きな力をくれる資本があります。それは人生の波を受け止めてくれるもののように感じました。経済資本とはちがう、社会関係資本との向き合い方を考えてみました。

生きもの目線の時間軸

社会や自分の時間デザインを考える

「時間」視点
 時計を絶対の基準に置いている「時間」。でもそれは後から人間が定めたものだから、生きものとしての活動をそれで管理するのがいいのかは分かりません。「生物的時間」という視点で、社会や自分の時間軸がどうあるべきなのか考えてみました。

未進化な心の混乱

現代のコミュニティ生活のあり方を考える

「進化」と社会変化
 社会の変化に、私たち人類自身の進化が追いついていません。理性的に社会を築き、種の繁栄を成しながらも、個々の心には負担が伴っています。止まらない社会変化のなかで、私たちの心の幸福度はどうすれば向上するのか、ひとつの光明が見えた気がしました。

沖縄返還の一幕

国家間の決定に影響を与える事とは

「裏」の見方
 政治には裏がある、そう感じてはいても裏が見えてきません。何か一つの実例を深掘ることで、裏を想像できるようになるのではないか、そう考えました。沖縄返還という戦後日本の独立に関わる出来事と、そこに介在した密約を題材に、政治交渉に臨場してみました。

自然環境と人間文明の近代史

自然環境とのあるべき関係性を考える

「持続可能性」という要素
 持続可能性よりも経済合理性を優先してきたのが、産業革命以降の近代だったと思います。いま世界では、持続的社会の実現へ向けて社会思想の改変というレベルから、その具体案が示され始めていました。持続可能性が、今後の人間社会を動かす一つの要素であることを実感できました。

明治期の趣味消費

人がモノに求めることを考える

「贅沢品」を買う
 明治時代、人々は百貨店で贅沢品を買い求めていました。 現代ほど物が行き渡っていなかった時代においても、人々は贅沢品を求めていたようです。 贅沢品は、実用性は低くても、必要性は高かったのだと感じられました。

サンゴの選択

小さな力で一つの世界を作る方法

「生態系」を参考に
 サンゴ礁は、一つの世界のようです。色彩豊かなサンゴと、そこに住む様々な生物たち。その生物たちも色彩豊かです。原始的な生物であるサンゴが、こんな世界を作ることに、生態系の凄みを感じざるを得ません。

読書会

 本を読んだり、なにか考えごとをしたり、ゆっくりと使える時間になればと思っています。事前読書のいらない、その場で読んで感想をシェアするスタイルの読書会です。事前申込はあまり求めていませんので、気が向いたときに来てください。

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